古河赤十字病院(2017年6月)

認定看護師の紹介

専門領域 認定看護師 活動紹介
感染管理認定看護師 小林 裕紀子
小林 裕紀子
感染管理認定看護師は、患者さんやそのご家族、病院職員だけでなく、病院に関わる全ての人々の感染防止に努めています。他職種を含めて手洗い指導や研修会を実施し、日頃患者さんの最前線で活動しているリンクスタッフと協力して感染対策に取り組んでいます。また、看護の日や医療安全週間の時には、来院した方々に手洗いの指導をしたり、問題となっている感染症の情報の対策について伝えたりしています。最新の感染症情報や院内感染に関連した感染症と自施設における現状と対策について情報提供を随時しています。院内ラウンドを実施し、環境整備や手洗いの遵守、個人防護具の使用状況など感染対策に関する改善に取り組んでいます。
糖尿病看護認定看護師 栗山 知子
栗山 知子
栗山 知子
国際糖尿病連合が発表した「Diabetes Atlas 2012 update」によると、日本の成人(20~79歳)における糖尿病人口は約710万7,700人で2020年には糖尿病の増加は止まらず、1,000万人を超えると言われています。糖尿病を持ちながら生活する方の療養行動を継続される大変さや苦労を理解し、その人らしく健やかな生活を継続できるように生涯続く自己管理や療養生活を支援することが、糖尿病看護認定看護師の使命です。
医師や日本糖尿病療養指導士の仲間と共に外来での療養相談、フットケアや通院患者さんへの糖尿病に関する啓蒙、啓発活動を行い、院内スタッフの糖尿病看護に関する疑問や相談を受け、アドバイスを行っています。
糖尿病患者さんやそのご家族一人一人の思いを聴き、その人に適した療養生活を共に考えながら日々奮闘しています。
緩和ケア認定看護師 苅田 幸子
苅田 幸子
緩和ケアは、病により生じる患者や家族の心身の辛さを少しでも和らげ、大切な時間をよりよく過ごすためにあります。そのため、医師をはじめ看護師や薬剤師等の多職種がチーム医療でお手伝いをさせていただきます。その中で、「緩和ケア認定看護師」の役割は、チームの連携をはかりながら窓口となり、患者様が自分らしく生活していけるよう支えることだと考えています。そこで、患者様やご家族とゆっくりお話しをしながら、よりよい生活の仕方をともに考えていくことを大切にしています。話すことにより、人は思考を整理していけます。「相談」はもちろん、「辛い胸の内を聞いて欲しい」「誰にも言えない思いを表出したい」という方との面談も行っています。また、緩和ケアの提供により看護師の心が疲労する時があります。そんな時、看護師が思いを表出できる場の提供も意識して活動しています。
皮膚・排泄ケア認定看護師 青木 紀子
青木 紀子
創傷管理については、医師、看護師、管理栄養士をはじめとする褥瘡対策チームが週1回褥瘡回診を実施し、治癒を促進させるための治療やケアの実施を行っています。また、看護計画を立案し、褥瘡予防のための対策が実施されているかを確認し、発生予防に努めています。
ストーマ管理については、ボディーイメージの変化に伴う患者様の不安や苦痛について傾聴し、術後合併症予防やセルフケアの実施をし易くするために、ストーマサイトマーキングを実施し、患者様や受け持ち看護師に対しセルフケア確立に向けた指導を行っています。
失禁ケアについては、個人の排泄パターンに合わせたオムツの選択や交換間隔の検討、失禁に伴う皮膚トラブルのケアについて受け持ち看護師と共に実践し、ご家族への指導を行っています。
認知症看護認定看護師 霜田 春子
霜田 春子
高齢者が増加するなか、5人に1人が認知症を有すると言われる時代を迎えようとしています。今後、けがや病気で入院される認知症高齢者の患者様が増加することが予測されるため、認知症専門医や精神社会福祉士などの他職種と「認知症ケアチーム」を立ち上げました。認知症高齢者の患者様が、認知症の症状が悪化せず安心して治療が受けられ、スムーズに退院ができるよう他職種と連携を図り活動しています。毎週、院内ラウンドを行い、職員や患者様、そのご家族から相談を受け、カンファレンス等で意見交換を行い、必要なことについて共に考えて支援をしています。
また、患者様の尊厳が守られ、安心して穏やかに療養生活が過ごせるように、院内で認知症に関する勉強会を行っています。今後は、認知症疾患医療センターや地域医療連携室と協働し、ご家族のサポートやケアサービスの促進の役割が担えるように、活動していきたいと思います。

 

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