赤十字は、赤十字基本原則のもと人道的任務を達成するために活動している世界的な機関です。日本赤十字社は、国内外の災害救護活動をはじめとして医療、血液、社会福祉事業やボランティア活動を行っています。

赤十字病院は、全国に92施設あり、地域の中核医療機関として地域医療に貢献し、救急医療、周産期医療、がん医療などの医療提供や生活習慣病予防活動や介護支援を行っています。

災害時は国内外へ医療チームを派遣し、医療救護活動を実践しています。災害時の医療救護は、赤十字病院の大きな使命です。万が一の災害発生に備え、医師、看護師を中心とした救護班（医療チーム）を編成し、災害発生時には迅速な救護活動を展開できる体制を整えています。

東日本大震災では、全国の赤十字病院からいち早く救護班を派遣し救護にあたりました。医療救護活動だけではなく、こころのケアや看護ケア班による被災者の支援も行っています。
赤十字病院は救護看護師の養成を目的として設立されたことから、看護師養成には長い歴史があり、現在も看護師の育成に力を注いでいます。