平成20年度 東部ブロック看護係長研修会が行われました
【開催日】
平成20年10月25・26日
【講師】
東京女子医科大学教授 佐藤 紀子先生
第2回平成19年12月19日
【テーマ】
「看護師のキャリア形成とナラティブス」
赤十字のキャリア開発ラダーの中で、「ナラティブ」 – 自らの看護実践を物語として書くことで振り返り、更にそれを他の人に聞いてもらい深めていくことが重要な要素となります。看護部長会では、3年前よりキャリア開発ラダーを推進するために、係長研修に「ナラティブ」を取り入れて行っています。
【研修の様子】
今年も、東部ブロック19施設より、43名の係長が集まりました。
係長さん達は、普段あまり自分の「ナラティブ」を書いたり、語る機会がありません。しかし、実際に書いたものを見ると、さすが実践のエキスパートとうならせるものあり、厳しい現場で必死に頑張る姿あり、胸に迫る体験ばかりです。それをお互いに語り合うことで、文章に表現しきれない思いまで皆でひき出し、時には大粒の涙が受講者の頬を濡らし感動の渦が全体に広がりました。
講師の佐藤紀子先生の講義では、何故看護実践の「ナラティブ」重要なのか、そのことが看護師のキャリア開発にどんな効果があるのか分かりやすくお話がありました。また、さまざまな看護師の「ナラティブ」の中から、佐藤先生が語る看護への思いが伝わってくる熱い時間でした。
【参加者の感想】
「他施設の係長が努力している姿が励みになった」
「語ること、聴くことの大切さ、その効果を感じることができた」
「ナラティブに親しむために、看護部内や病棟内で“看護を語る会”を開催したい。
そして、看護する喜びを仲間と共有したい。」
※ 1.こうした感動体験を、各施設でも広めていけると良いですね。係長研修は、来年も続ける予定です。
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